田中 正

創価大学 経営学部経営学科 4年
田中 正

1.留学を志したきっかけ


人生の中で1年という時間を使って自分の本当にしたい事をリスクなしに挑戦できるのは、学生である今しかないと考えたからです。中学校の頃から漠然と、もっと広い世界を自分の目で見てみたいと思っていました。大学に入って海外留学経験者の方々と話すうちに、自分自身で実際に海外に行って経験したいという思いがさらに強くなりました。短期の研修なども創価大学ではたくさん用意されていますが、どうせたくさんのお金をかけるなら、長期留学でやりたいことを全部やってみたいと思うようになりました。
 社会人になっても海外に行くチャンスはいくらでもあると思いますが、学生である今の自分と社会人になった自分ではやりたいことも違うはず。リスクなしに挑戦できる今が海外に行く絶好の機会だと考えました。

2.どんな風に勉強をしたのか


大学一年次からEnglish Forumに毎日通う、永遠とウォークマンでリスニングするなど日々の生活の中で英語に触れる機会を増やすよう工夫しました。またTOEFL iBTは学校のプログラム、授業等を利用して毎日7時間ほど勉強しました。また友人とエッセイを添削しあったりもしていました。一人で勉強するばかりではなく、友達と協力しながらやるとモチベーションもあがると思います。

3.留学生活(何を履修したのか、どんな生活リズムだったのか、留学を通じての皆が関心を示すようなトピック)


 大学では、英語のプログラムで前半はタイの政治、社会、経済等について、後半はマーケティングなど専門の経営に力を入れて勉強しました。大学では英語が通じますが、外に一歩出ると英語はほとんど通じないことに衝撃を受けました。タイという国を深く知るためにタイ語を勉強しようと思い、到着一ヶ月後から約半年間、毎日語学学校に通ってタイ語を勉強しました。勉強の甲斐あって、日常会話は勿論、インターンシップもタイ語でできるまでになりました。
また私の場合は勉強だけでなく、日本語の家庭教師、スラムでの7ヶ月間のボランティア活動、スラムでの新規教育プロジェクト立ち上げ、日系企業でのインターンなど、学外の活動にも力を入れました。
 この中でも最も力を入れたのがスラムでの新規の教育プロジェクトの立ち上げです。このボランティアは、スラム内のコミュニティで近隣の先生たちと一緒に子供たちに基礎的な読み書きなど勉強のサポートを行うというものでしたが、学校の復習を行うだけの内容に不十分さを感じました。そこで、子供たちに学校ではできない道徳などの学びを提供したいと考え、自身がリーダーとなって新規プロジェクトの立ち上げを行いました。タイ人、日本人のボランティアを募り、一からコンテンツを考え実行に移しました。走れメロスの紙芝居を用いて子供たちと道徳に関するディスカッションを行ったり、折り紙を用いて創造性を鍛える訓練、職業と関連させたランゲージゲームなどを行いました。普段は集中力の続かない子供たちが何時間もアクティビティに没頭して学んでいる姿を見て感動しました。
 この活動を通して、将来途上国でBOPビジネスをしたいという思いもさらに強いものへとなりました。企業でのインターン、NGOでのボランティア、双方を経験したことで自分の本当にやりたいこと、やるべき事は何なのかを実体験を通して考える事ができました。

4.留学で得たもの、決意


 留学で得たものは知識や語学など様々ですが、最初の一歩を恐れずに踏み出せる自分になれたと思います。ゼロから友達を作る事もインターンをするために会社に訪問する事、どんなことも勇気がなければ成し遂げる事はできませんでした。人よりたくさん挑戦した分失敗もありましたが、恐れずにやりたい事をやるために挑戦したからこそたくさんの喜びや苦しみを味わい、異国の地でゼロから一を創りだす経験をする事ができました。しかし、留学を終えた今が本当のスタートだと思っています。留学の経験をただの思い出にするか、次へと繋げていくかはこれからの自分次第です。日本でも海外でもどこでも、ゼロから価値を生み出していける自分であり続けたいです。まずは就職活動で先駆を切って戦い、夢への一歩を朗らかに進んでいく決意です。

5.志望者へのアドバイス


 留学にこれが正解だとか、こうしたほうが良いとかそんなことはないと思います。行きたい場所があるなら行って、やりたい事があるならとことんやる。考えてばかりではなくてそれを行動に移してみると、様々な発見があったり、思っては見なかった可能性が出てくるかもしれないです。
 創価大学にはたくさんの挑戦の機会が待っています。それがその人にとっては留学かもしれないし、他の事かもしれない。やらなかった後悔ほど悔しいものはありません。留学でも何でも良いから、これだって言うものがあれば、何が何でもそのチャンスを掴みに行って欲しいです。たとえそれが失敗に見えたとしても、諦めずに挑戦し続ける限り次への扉は開き、最後には全てに意味があったと思えるはずです。