ICRC(国際赤十字委員会)

国際赤十字委員会

1863年にICRCの前身である戦傷者救済国際委員会(五人委員会)がアンリー・デュナンによって発足した。その後1864年にジュネーブ条約が制定され、1906年、1929年、1949年に改訂、1977年には追加議定書が加わった。そして1876年に国際赤十字委員会と改称され、1917年と1944年にノーベル平和賞を受賞し、1963年には国際赤十字新月社連盟とともに3回目のノーベル平和賞受賞しました。ICRCの基本7原則は、人道・公平・中立・独立・奉仕・単一・世界性です。ICRCはこの原則のもとに、世界最大のネットワークを駆使し、行動する人道機関です。また、ICRCは、戦火の中で、災害の地で‘人間が人間らしく生きる’ために、‘平和で健康的な暮らしを維持する’ために、あらゆる努力を尽くしています。

ICRCの主な活動は、救援活動(現地の食糧援助、医療援助、医療機関の建設)、教育育成(青少年への国際人道法の普及、人材育成)、安否調査(家族の安否調査、家族保護)です。またその他にも、地雷の撤去や人道主義の外交などを行っています。これらの中でも、国際人道法の促進に力をいれています。ICRCは国際人道法を青少年に対して教え、伝えています。目標は未来のリーダーに人道法の実用的な関連性を理解させ、知識をつけさせることです。ICRCは130カ国で学術施設とパートナーシップを結んでいます。

ICRCの説明をする際には、国際人道法(International Humanitarian Law)なしにはできません。国際人道法とは武力戦争の際に適用される国際的な法律であり、戦いという状況下でも、人間として守らなくてはいけない最低限のルールです。戦闘に参加していない人々を性別、年齢、宗教、人種、などで差別することなく保護し、また、国民みんなが守る責任を持っています。

武力戦争という極限の状況下では、国際人道法が尊重されにくく、戦闘に参加していない人々が被害を受けているのが現状であります。ですが、戦闘の場に行き、攻撃されることなく保護することができる唯一の機関であるICRCが実際に戦闘が起こっている場に行き、被害者を減らしているという実績を持っています。

ICRCは10億という少ない予算で活動しています。地震や津波など予測不可能な緊急の自然災害のときにも被害と受けた場所へ救援に行きます。普通、予算を決めるときは、一定のある決められた金額を項目ごとに割り振っていきますが、ICRCの財政システムは、お金があろうがなかろうがまず現地に行って、困っている人たちのもとで支給や救援活動を行い、お金のことは後から考えようという仕組みをとっています。会計には、内部監査と外部監査を置いており、お金の使い方にも透明性をもって活動しているのです。